大佐のたわごとブログ

目標週3以上更新。8時までに更新がなければお休みです(笑)。短文中心でお互いに発見があるような内容を書いていきたいです。

ハワード・パイル『ロビン・フッドと愉快な冒険』読書感想

 今日も読書感想です。今日書くのはハワード・パイルの『ロビン・フッドと愉快な冒険』の感想です。

 ロビン・フッドというと、シャーウッドの森に住む義賊です。弱きを助け、強きをくじく英雄譚で、とくに偉そうな坊さん(聖職者)を懲らしめる話は痛快です(笑)。

 もう命より名誉の時代だったんでしょうね。挑発されればすぐバトルみたいな奴多すぎて笑います。みんなどんだけ煽り耐性ないんやろ…みたいな(笑)。

 ロビン・フッドは分かりやすいヒーロー像の代表なので、活躍するかと言われると…最初はややイマイチなんすよね。ウィル・スカーレットにほぼ一方的に喧嘩売って分からされているし…(笑)。

 

 基本的にはエンターテイメント色が強い読み物です。とはいえ、この世界観を知っておくことは教養面では悪くないかと。TRPGとかファンタジーが好きな人におすすめ。

 もうね。基本は勧善懲悪の大河ドラマみたいなものなので、ゴリゴリに万人ウケが良いかと。『水戸黄門』とかレベルに典型的なやつです(笑)。

 後半はロビン・フッド絶体絶命みたいな話が多く、先がどうなるのか気になる展開ばかりです。思わず先が気になってするする読み進めてしまいました。

 

 教訓の度合いでいうと、ロビンが謎のじいさんの名前で格言を引用する時にいい事いうことがあるのと、あとは最後のオチは教訓的かなと思います。ここは読んでのお楽しみ。ネタバレは読まない方が良いです。

 エンタメ色が強い、おとぎ話や英雄譚の類ですがそこそこ教訓色もありバランスは良いかと。教養になる部分もあり、万人に勧められる作品の1つだと思います。