大佐のたわごとブログ

目標週3以上更新。8時までに更新がなければお休みです(笑)。短文中心でお互いに発見があるような内容を書いていきたいです。

読書

N.Hクラインバウム『いまを生きる』読書感想

今回も読書感想のN.Hクラインバウム作の『いまを生きる』です。本作は映画としても有名な作品です。映画が先にあってノベライズされたのが本作という、よくある流れの逆を行く作品です(ヒットした漫画・小説が映画化される方が多いかと)。 元々が映像作品…

エドモン・ロスタン『シラノ・ド・ベルジュラック』読書感想

シラノ・ド・ベルジュラック エドモン・ロスタン 古典 戯曲 名作

ヘッセ作『シッダールタ』読書感想

今日はヘルマン・ヘッセの『シッダールタ』の読書感想です。シッダールタとは、ブッダの本名「ゴータマ・シッダールタ」からきていることは間違いないでしょう。 丁度本作との出会いは奈良県に居て大仏を拝み、ホテルで手塚治虫の『ブッダ』を読んだ後にブッ…

吉野源三郎『君たちはどう生きるか』読書感想

今回は吉野源三郎さんの『君たちはどう生きるか』の読書感想です。同名ジブリ映画が公開されましたが、調べてみたところ本作は原作というのではないことにご注意ください。あくまで強く影響を受けた作品ぐらいのポジションかと思います。 本作は一度コミカラ…

川上稔『砂糖の世界史』読書感想

こんばんはまたまた読書感想です。今回読んだのは川上稔さんの『砂糖の世界史』です。砂糖を中心に歴史を解説する本です。歴史書に分類される本だと思います。 それで私事で恐縮なのですが、今後は読書の内容を中心に据え、更新頻度を下げていこうかと思いま…

ヴォルテール『ガンディード』読書感想

こんばんは、今日も読書感想いってみたいと思います。今日扱うのはヴォルテールの『カンディード』です。 ヴォルテールは哲学者で主に18世紀(1700年台)に活躍した人です。『社会契約論』のルソーと同世代の人間です。前置きはここまでにして本編に参りまし…

モーパッサン『脂肪の塊/ロンドリ姉妹』読書感想

こんばんは、大佐です。今日も読書感想をやっていきます。今回読んだのは前回の『女の一生』と同じモーパッサンの作品の『脂肪の塊/ロンドリ姉妹』です。 実際は短編集なのですが、傑作と名高い『脂肪の塊』と表題になっている『ロンドリ姉妹』のみで十分か…

ギ・ド・モーパッサン『女の一生』読書感想

さて今回も読書感想です。だんだん読書感想ブログになりつつありますね(笑)。今回はギ・ド・モーパッサンの『女の一生』です。 貴族の夢見る少女ジャンヌが結婚して、様々な苦難を通じてその一生を歩んでいく話です。それでは読書感想に参りましょう。

アベ・プレヴォー『マノン・レスコー』読書感想

今回も読書感想です。今回読んだのはアベ・プレヴォーの『マノン・レスコー』です。小悪魔的な女性マノンに人生を狂わされたデ・クリューの話です。 正式名称は『シュバリエ・デ・クリューとマノン・レスコーの物語』といい、こちらの方がこの波乱万丈な物語…

ミヒャエル・エンデ『モモ』読書感想。

今日も読書感想です。今日書くのはミヒャエル・エンデの『モモ』です。我が国では人気のある本らしく、Kindleのハイライトの人数も非常に多かったです。 内容としては絵本のような易しい書き方で、子供向け…と見せかけた大人向けの本です。結論からいうとか…

ハワード・パイル『ロビン・フッドと愉快な冒険』読書感想

今日も読書感想です。今日書くのはハワード・パイルの『ロビン・フッドと愉快な冒険』の感想です。 ロビン・フッドというと、シャーウッドの森に住む義賊です。弱きを助け、強きをくじく英雄譚で、とくに偉そうな坊さん(聖職者)を懲らしめる話は痛快です(…

ドストエフスキー『白夜/おかしな人間の夢』読書感想

今日も読書感想です。今回読んだのはドストエフスキーの『白夜/おかしな人間の夢』です。それではよろしくお願いします。

ガストン・ルルー『オペラ座の怪人』読書感想

今日も読書感想です。ガストン・ルルーの『オペラ座の怪人』です。ミュージカルとか映画になってもいる超有名作です。それの原作小説です。 ざっくりいうとヒロインと幼馴染、あと醜男のオペラ座の怪人の三角関係をテーマとした作品です。ネタバレ多少OKの方…

O・ヘンリー『1ドルの価値/賢者の贈り物』感想

今日も読書感想です。O・ヘンリーの『1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編』です。 基本的にタイトルで分かると思いますが、短編集です。僕のペースで5分~15分で一つの話が読めるぐらいの小話が沢山収録されています。以下感想です。 Kindleの読み放題で読みま…

デュマ作『椿姫』感想

今回も読書感想です。今回読んだのは、アレクサンドル・デュマ・フィスの『椿姫』です。高級娼婦と貴族の主人公(作者の分身)との悲恋をテーマにした作品です。 この本の第一の感想は『レ・ミゼラブル(ああ無常)』より『レ・ミゼラブル』です。娼婦ってだ…

『賭博者』読書感想

今日も読書感想です。GWで読書感想が捗っています(笑)。今日感想を書くのはロシアの文豪中の文豪のドストエフスキーの『賭博者』です。 ネーミング的に『賭博黙示録カイジ』のような内容をイメージする方もいますが、全然違います。今日はこの作品に対する感…

『怪盗ルパン』読書感想

今日も読書感想です。モーリス・ルブランの『怪盗ルパン』を読みました。皆さんご存じ国民的アニメ『ルパン三世』の元ネタといっていいやつです(笑)。 全部読むつもりでスタートしたけど、全体の進捗半分ぐらいで断念しました。なんで断念したのかとか、感想…

『ウォールデン 森の生活』を読了。

ソロー作の『ウォールデン 森の生活』を読み終わりました。詩人であり哲学者のソローが実際に森の中で生活した2年をベースに描かれた体験談を散文形式で記したものです。 散文形式なので筋の通った話がされるわけでなく、話題が急変することがしばしばありま…

食べ物と本は滋養になるものを摂ろう

食べ物に全く滋養の助けにならずに、娯楽として食べるものがあるように、書籍にも全く滋養にならず、娯楽として消費されるものがある。 真に人生を生きたいなら、どちらも滋養になるものを中心に摂らねばならない。で、娯楽は時折楽しむ程度に留めるべきであ…